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春香と女性P

00.ノックアウト

「まあ、社会構造の複雑さや如何にして我々が現在の社会を作ってきたか、なんての――理解できなくて当たり前ですよ」

貴女方女性には。

文化人の枠で番組に出演しているその人が、人好きする笑顔のまま言葉の端にはみ出させた第二のメッセージ。
敏感に感じ取って、理解して、
返す刀を持ち合わせていないことに絶望した。

「――――……」

笑いとも嘆きともつかないような曖昧な表情でカメラを見ると、
その奥の暗闇でタイムキーパーの片倉さんが五本指を丁寧に折っていくのが掠った。

――――助かった。

そう思った自分を後悔と羞恥で切り刻むよりも早く、
CMと言う形で 広い撮影スタジオのリングにタオルが投げ込まれる。


文化人の独壇場としか表現がつかないものだったけれど――コーナーが終わったのだ。


そろりと息を一つ吐いて、私は全部を切り替えるために目を瞑った。
耳の奥で、あからさまと言えばあからさまだった言外のメッセージが反響していた。じわり、と、生暖かな何かが瞼の裏で溢れるのを感じる。



ああ。これは。もう。完膚なきまで、

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春香と千早



「月を食べるの。」


それはどこか浮ついた口調と足取りだった。


       夜の食卓

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春香と千早

「さようなら、春香」

通り抜ける風のようにどこまでも軽やかな響きをまとって、いつも通りのあいさつが千早ちゃんから渡される。

いつも通り。
本当にどこまでもいつも通りの動作だったのに、その時の私はなぜだかそれがとても怖かった。
だから五秒たった今でさえ、私は笑いながら「さようなら」とたったの五文字すら紡げずにいるのだ。

理由もなにもわからないけれど、ただ言葉と同じようにたおやかに笑う彼女の顔を直視できなくて、強かに下唇を食む。

怪訝そうに私を見る千早ちゃんが、目の前にいる。

早く返さなきゃ、さようならって、返さなきゃ。
ぐるぐると堂々めぐりの思考は、そこだけをずっとずーっと繰り返しててやっぱり私は言葉を返せなくて、ふいにすごく泣きたい気持ちになった、
これまでできていた言葉を返せないのは、もしかするとすごく子供っぽい理由なのかもしれないのを薄々理解しているからだろうか。

ある春の日の黄昏時のこと。


             ごきげんようの合図

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春香と千早

 
「ねーねー千早ちゃん、知ってる?
今日はエープリルフールって言ってね、
好きなだけ嘘をついてもいい日なんだよ?」

「はぁ……」

       とりあえずハッピーエイプリルフール。

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春香と千早

 
「ねぇ、千早ちゃん。女の子ってね、生まれついての嘘付きなんだよ?」

芸能活動を開始した私――アイドル、如月千早のデビュー戦たるオーディションを二週間後に控えた所為か、いつも以上に熱の篭ったダンスレッスンが終わり、更衣室で私服に着替えている私へ向かって
天海春香が伝えて来たのは、突っかかり所が今一わからないような、突拍子のないような、そんな言葉だった。

「はあ……」

ため息のような相槌を打つ私。タオルを首に掛け、首筋を伝う汗を拭く。

真新しいロッカーが三方を囲む、十畳ほどの女子更衣室にいるのは私と春香だけだった。
春香の方は学校帰りのまま直接こちらへ来たらしく、紺色のブレザー姿で更衣室の中央に置かれたパイプ椅子に逆側から腰掛け、ころころ笑っている。

……私よりも3ヶ月先にデビューし、今現在765プロの出世頭である天海春香。
人気もうなぎ上りのアイドルは、確かオフの日だったはずなのだけれど。

少し不思議に思いながら、私はゆっくりと振り返った。


       正直者がライアー

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プロフィール

ひゃくまるP

Author:ひゃくまるP
アイマスにはまりすぎて耳汁とか色々出てる人のブログです。
基本的にアイマスの小説とか書いてうはうはしてます。
あとはニコマスの紹介とか。 夢に春香さんが出てきます。
メッセやメールは→ hyakumaru0313あっとまーくhotmail.co.jp

願わくば、全てのプロデューサーさんと握手できますよう。

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